8/13(日)。「あわれ彼女は娼婦」全公演日程終了!出演者、スタッフのみなさま、蜷川さん、お疲れ様でしたm(u u )m
さて、勝手に公演の感想を言わせて頂きます。素人観客の強みで書かせて頂いちゃいます。
私は8/5(土)。大阪。シアターBRAVA!で観劇。3時間ありましたが良かったですよ。
私、蜷川さんの舞台セットや衣裳が好きなんですよ♪期待通り☆☆☆蜷川ワールドでしたよぅ(^^)
ホールに入ると緞帳?そこまで重くないから黒い幕かな?が下りてました。幕が上がると舞台ツラに無数の赤い紐が檻のように下りてて。下手には白馬に体を預けているジョヴァンニ(三上博史)。淡い照明。ジョヴァンニが実の妹アナベラ(深津絵里)への想いを語っていて。
お芝居の中でジョヴァンニは天使のような方と言われますが、まさにその通り!!白馬と三上が似合うコト!!また赤い紐がイイんですよ。血の雨のようで。まぁ、紐なので出入り自由でした。
暗転になると白馬ははけてあって、バックには洋館のようなセットが。2階建てで上下6個づつ、計12箇所やったと思うけど、扉がありました。開閉自由。弧を描いて建ってました。上下の袖からずっとそのセットの前を赤い紐がこれまた檻のように下りてて。
ホンマこの赤い紐がいいんですよ。後でパンフ見たら蜷川さんは血管ぽいからって言うてて。なるほど。今回のお話は実の兄妹の近親相姦のお話で血縁もあるからか?とか思いましたよ。
セットの扉にはカーテンみたいなのもあって。白いカーテンが風でふわふわと揺れる様が非常に美しくて。扉から差し込む光もまた、美しい。そのカーテンは全ての扉にあったんやけど、これがシャーっという音と共に開くと別シーンへと。
野田が「農業少女」でカーテンの閉まる音使ってましたが、そんな感じ。この音がまたいいんですよ。しかも前半はカーテン白色やったのに、後半は黒色に変わるんですよ!!話の流れを表してるんやろねぇ。
三上博史。初めて観ましたが良かったです。さすが蜷川さんが口説いた男やわぁ。この方小さい方なんね。もっと大きい方かと思ってましたわ。谷原章介と並んだ時にアレ!?って。なんせ深津と並んでも深津が小さいからね。
深津絵里。私は野田地図の深津絵里のが好きです。かわいいとか美しいとか言われる訳は野田でもあったけど、今回アナベラが美しいと言われるのはしっくりこんかった。「贋作・桜の森の~」での夜長姫に心奪われるのは納得できたのに…。「農業少女」の百子に堕ちてゆくのもすごく納得できたのに…。「キル」もそう。なのに何故か今回はむむぅ…って感じ。
翻訳劇でアナベラ=美しいとなってて、アナベラの魅力を伝えるトコがなかったからかなぁ。ジョヴァンニのことを劇中で天使のような方と言われて納得できたのは、やはり、初めに見せられてるからってのは大きいと思う。私の中でジョヴァンニは天使のような方ってちゃんとなってましたもん。
深津やはり声よかったぁ。んが、なんだかモノ足りんのですよぅ。アナベラは深津の声ではないのですよ。イイ声なのよ。めっちゃいい声なんやけど、違うのよ。劇中アナベラが歌うとこもあって。透明な澄んだ声で。哀しいです。
谷原章介よかった!!舞台で見るのは2回目やけど、良かった☆☆☆やっぱり声がイイわぁ。映像より舞台のがだんぜんイイ!!声の出し方が違うしね。身長あるから栄えるし。立ち振る舞いが美しい…。クールなソランゾもかっこいいけど、アナベラの不義を見抜いて怒り狂うとこがまた素敵♪
ジョヴァンニとアナベラの父役の中丸新将もステキでした☆
一つ。納得いかないのは、アナベラに求婚していたバーゲット。高橋洋。頭足りん役でそれは問題ないんやけど。従者との会話の時にチュチュでしたっけ?バレエのときの白いペチコートみたいなの。アレはいて2人で似非バレエしながら会話するんですよ!?どうして?パンフみたら高橋自身の案のようですが…。
許せん(>_<)せっかくの美しい舞台なのに、なんでお客を笑わせようとするんやろ?笑わせたいならモノに頼らず、がんばってほしい。頭足りん役って時点で他の役者より動けるやないですか?大きな笑いではなく「クスリ」と笑えるのを狙ってほしかったなぁ…。
阿佐スパの「桜飛沫」で峰村リエも頭足りん役でした。モノには頼ってませんでしたよ。会話の間、仕方、行動で頭足りんてのはわかりました。モノに頼らずやるからおかしくて、切なくて、哀しいんやないですか。
今回はモノに頼り過ぎやないかと思いました。モノに頼ってもいいお芝居と、モノに頼っちゃダメなお芝居とあると思うんですよ。今回は後者やと私は思います。衣裳や髪型とかバレエ以外は蜷川さんの演出やったんかなぁ。なんで許したんやろ…。残念やわ。まぁ、発案が高橋自身でも幕が上がるとそれは演出の責任になるんやけど(苦笑)。
パンフに「あわれ彼女は娼婦」の上演記録が載ってて。t.p.tのデヴィッド・ルヴォー演出のも観てみたかったなぁ。“セクシーとか色っぽいとか、そういう言葉じゃ表現できない、本当に香り、匂い立つような色気のある舞台だった”デヴィッド・ルヴォーは非常にデリケートだと書かれて」ました。他人の不幸は蜜の味ですからね。
三上、谷原とも色気がありました。なるほど。客席からため息?吐息?が聞こえるのも納得。今回深津に足りなかったのはコレですね。
野田の深津には色気があります。でも今回は無かった。深津にしては結構露出してたほうやと思うけど、露出すれば色気が出るってワケやないし。今までは衣裳着込んでても色気はあったわけで。そこが私が感じてた深津=アナベラとならないモノ足りなさかもしれません。
好き勝手言わせて頂きましたが、あくまでも私個人の感想です。批判してるわけではありません。高橋洋が嫌いとか蜷川さんが、深津が嫌いになったとかいうワケでもありません。お芝居の感想は個人の好みに偏ってます。今回たまたま私の好みから少々はみ出しただけのことです。
もちろん深津は大好きやし、蜷川ワールド惚れてます。これからも観に行きますよ♪
ただねぇ。3時間芝居とか前もって告知してほしいねぇ。3時間もあると思ってないから次の日早番で仕事入れてるし宿もとってないわけですよ。何が何でも終電に乗らんといけん。となるとカーテンコールまで観たくても観れないんですよ。3時間あるときは開演の時間を18時にするとか。HPで告知でもしてくれたら宿だってとれるのに。会場着いて3時間!?ってなるとどうにもできん(苦笑)。できれば客電つくまで席を立ちたくないんですよ。
とかなんとか言うてますが、私がソワレで観るのが好きでソワレにいくからってのもあるか(苦笑)。マチネで観ればいいんやろうけど、仕事とか日にちの関係もあるとマチネって結構キビシイんよねぇ。無理がなければたまにはマチネ観ますよ。でも本当はソワレで観たいのぢゃ。
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